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量子力学実験 心は波動が粒子か

実験3 伝送カードの集団利用で地域の交通事故・犯罪は減少したか

実験基盤としてマハシリ効果を知っておく

「世界を変える発見」―マハリシ効果の提唱者たちはこう呼んでいる。
それは極東の、夢のような現実離れした考え方だろうか?そうではない。
ほとんど20年間にわたって、社会学者、心理学者、数学者、生化学者、生理学者、教育者、物理学者と言った中堅の学者たちが、彼らが生理学的・生化学的にきわめてユニークな「意識の第四段階(睡眠、夢、通常の覚醒状態以外のもの)」と呼ぶものの効果を忍耐強く研究してきた成果なのだ。
彼らの手法は科学的に非常に厳格であり、批判のしようがないものだ。
マハリシ効果とは何か?それはまとまった数の人々が「純粋意識」状態に入ると、社会環境が統一的なものに変容、調和していくことを指している。
純粋意識を経験すると、“いま・ここ”と言う意識は消えていき、個的な自己よりもはるかに大きな物との融合を経験する。
これは、非局在的リアリティと一致するようだ。
そこでは、自我や個的自己意識が消滅する。マハリシは人口の1%だけでも瞑想をはじめ、純粋意識を経験したら、残りの99%はその影響を受けて変化すると主張した。
さらに、その変化は瞑想者の言動によっておこるのではなく純粋意識の経験その物がそうさせるのだという。
この意見は、意識は完全に脳の中に存在するという現代科学の見解と衝突するものである。

犯罪減少は社会実験で証明された

彼の意見は無論現代科学では受け入れられない。
が、社会学者のガーランド・ランドリスはそれを実験で試してみた。
入手可能な最新の1973年のデータによると人口25000人以上の都市で、人口の1%以上の人がTM瞑想を習っていた都市は米国に11あった。比較のため、彼は、TM瞑想者の人口が1%に満たないが、人口、宗教、学生人口、以前の犯罪率傾向の観点から「1%都市」に似ている11都市を選択した。
1%未満の都市では、1972年から1973年にかけての犯罪率は国の統計値と一致し、平均8.3%の増加率だったことをランドリスは発見した。
しかし、1%都市では犯罪率は全て8.2%に低下していたのだ。
これが偶然に起きる確率は1000分の1以下である。ランドリスの発見は以後、社会科学の厳密な統計手法とデータ収集手順を用いた多くの実験によって確認されていった。
1981年ロスアンゼルスで行われたアメリカ心理学会の年次総会の席上で、心理学者のマイケル・ディルベックは、無作為に選んだ160の都市で、クロス・ラグド・パネル分析で示されたTM瞑想者の比率と犯罪率との相関パターンは“明白な”結果をもたらしていると報告した。
TM瞑想者の比率の増加は、単にそれらに“相関”していただけではない。
犯罪率を減少させたのである。ディルベックは後に、追加の80の米国都市部の無作為サンプリングでもこの結果を確認している。

現象を説明する原理「位相変移」

マハリシ効果は古典的な科学では説明できない。
「心」と言う目に見えないものが具体的に物理的な影響を及ぼすということが説明できないのだ。
しかし、新しい洞察と発見を頼りに、これらの現象を説明する原理が確かに存在すると考え始めた科学者もいた。
秩序に向かう小さな一部の変化がシステム全体の変化に増幅される、そういう物理システムは事実存在する。
レーザーがひとつの例だ。科学者はこうした変化を「位相変移」と呼ぶ。
この種の事例は自然の中に広く存在している。
例えば、水は蒸気としてはガス状に存在する。
上記の温度が下がると、水は位相変位する。
上記は液体になり、次に非常に秩序だった構造を持つ氷になる。超流動、超電導と言う現象もその実例だ。
液体ヘリウムの温度が絶対零度(-273K)の数度手前まで低下すると 、驚くべきことが起きる。
液体ヘリウムは位相変移を経て超流動体になるのだ。
超流動体とはガス、液体、固体、とも異なる、物質の第四の状態である。
超流動体となったヘリウムは奇妙な性質を持つ。
それはガラス容器の拘束を受けずに漏れてしまうのである。
流動に対する抵抗はゼロであり、熱の電動性は無限である。
意識状態にもそうしたことが起きるのだろうか?
特定の数の意識が「統一され、秩序づけ」られれば、社会全体が変化するのだろうか?
一部の個人の意識が集団意識に「位相変移」を引き起こすことができるのだろうか。
意識が本当に非局在的なものであるならば、意識が個体の脳の中に空間的に分離されているといった問題は全く障壁ではなくなり、意識から意識へと自動的に情報が伝わっていくことになる。
この可能性は普通に考えられるほど現実離れしたものではない。
被験者が互いに遮蔽され、遠く離れていても、被験者の脳波パターンが同調することは数々の実験で示されている。
ある実験では、たがいの存在を自覚することだけでコミュニケーションを試みたところ、被験者は”互いに融合しあうような感覚を抱いた”と言う。
それだけではない。彼らの脳波はほぼ同一波形になったのである。

出典:ラリー・ドッシー著「魂の再発見」